Folio Robo Pro と SBI ラップ
ロボアド界の先駆者にして風雲児。Folio 社によるサービス、Folio Robo Pro。そして 2022/3/31 にローンチされた、SBI ラップ。
どちらも Folio 社の運用による投資一任契約。
果たして月に1回のリバランス結果は同じになるのでしょうか !?
Folio Robo Pro 4→5月リバランス (5/2)
早速、Folio Robo Pro の、4月→5月のリバランスです。
※ Folio Robo Pro と SBI ラップはリバランスの日程がややずれています。Folio Robo Pro はだいたい月末日、SBI ラップは月始第4営業日となっています。
Folio Robo Pro
- 米国株 (VTI) 22.31%→38.18%
- ハイイールド債 (HYG) 17.55%→7.33%
- 新興国株 (VWO) 15.17%→6.42%
- 米国債券 (BND) 12.16%→9.68%
- 米国リート (IYR) 11.91%→16.27%
- 金 (GLD) 9.84%→13.56%
- 先進国株 (VEA) 9.19%→6.33%
- 新興国債券 (EMB) -- %→ -- %
- 現金 (CASH) 1.87%→2.24%
米国株 VTI の比率を上げ、米国リート・金を買い増し、一方、債券 (米国債・ハイイールド債)、株式 (新興国株、先進国株) を減らしています。現金をやや増やしています。
Folio Robo Pro は、新興国債券には手を付けていません。
SBI ラップ 4→5月リバランス (5/12)
さて、では、SBI ラップのリバランスです。月始第4営業日が定期リバランスの日程で、5月は連休のために後ろにずれ込みました。
SBI ラップ
- 米国株 39.9%→39.3%
- 米国リート (IYR) 21.7%→25.3%
- 米国債券 (BND) 21.4%→14.4%
- 金 (GLD) 5.4%→11.9%
- 先進国株 (VEA) 4.6%→1.9%
- ハイイールド債 (HYG) 2.0%→2.0%
- 新興国株 (VWO) 2.0%→2.0%
- 新興国債券 (EMB) 2.0%→2.0%
- 現金 (CASH) 1.0%→1.0%
米国リート・金を買い増し、米国債券を減少させています。一方、米国株・ハイイールド債・新興国株・新興国債券・現金比率は (ほぼ) 不変となっています。先進国株を減らす一方新興国株は不変など、株式でも大きなリバランスが無い部分があります。ハイイールド債・新興国株・新興国債券が 2.0%、先進国株 1.9% という比率を見ると、SBI ラップは最小投資比率を 2.0% 前後としているようにも感じます。
また、全てのアセットを大幅に変えない分、SBI ラップはリバランスをサボって省エネしているような印象を受けます。
SBI ラップの運用履歴は口座から確認できる
約定日 4/11 は新規の開設時で、約定日 5/11 が今回のリバランスです。
- 米国株 (VTI) 「売却」
- 米国債券 (BND) 「売却」
- 先進国株 (VEA) 「売却」
- ハイイールド債 (HYG) 「売却」
- 新興国債券 (EMB) 「売却」
- 新興国株 (VWO) 「買付」
- 米国リート (IYR) 「買付」
- 金 (GLD) 「買付」
- 現金 (CASH)
8つ全てのアセットクラスについて、売却か買付かの運用はしており、完全ホールドでは無いようです。結果、ポートフォリオ内の比率が固定されているようです。
結構、違う
SBI ラップ新規購入のタイミングによっても違ったかもしれませんが、思ったより、資産配分やリバランス方針が違うように感じます。
Folio Robo Pro と比べた時の、 SBI ラップの今回のリバランスの印象をまとめました。
- SBI ラップは現段階で不動産 (リート) が多いし増やしている (25%)。
- SBI ラップは比率を変えないものが多い? 今回は、ハイイールド債、新興国株、現金が不変。最小投資比率を固定するための運用自体はしている様子。手数料を低く抑えるための売買方針か?
- SBI ラップは、ダイナミックさが、ややマイルド。
結論
Folio Robo Pro と SBI ラップ。同じかと思いきや、結構、違います。
もう一度言うと、結構、違います。