Folio Robo Pro と SBI ラップしてたら ETF 買いたくなってきた
- ETF: “Exchange Traded Funds” 「上場投資信託」
- 私が「不戦の契り」を交わすまで
- 2021-2022年のハイテク株の下落
- 市場平均の全体像を見ると、印象は変わる
- Folio Robo Pro や SBI ラップはちょうどいい塩梅
- SBI 証券の「SBI ETF セレクション 買付手数料無料」で心が動く
- そうだ、ETF を買おう
ETF: “Exchange Traded Funds” 「上場投資信託」
投資をしたい、ただ、個別株や債券・コモディティなどの単一商品では暴落や紙切れになるリスクもある。そんなリスクを避けつつ市場平均・指数平均のメリットを享受できるのが投資信託。それが個別株と同様に個人で簡単に売買できるのが、「ETF: 上場投資信託」
証券口座を開設できれば、誰でも取引できます。
ETF が欲しくなってきました。
私が「不戦の契り」を交わすまで
私は 2020年のコロナ相場の中、初心者ならではの無謀な投資で派手な失敗をしました。そして、2021年初頭に、「買って放置し、売りも買いもしない」という、「不戦の契り」を交わしたのです。
「不戦の契り」を交わした後は、文字通り、相場を見るだけで放置していました。
2021-2022年のハイテク株の下落
2021年下半期から2022年にかけて、一大金融相場が終了し、株価が乱高下しながら、下落するようになりました。特に、株価を牽引したハイテク企業が大きな下落を呈しました。
超優良企業、半導体の NVIDIA もダメです。
コロナ相場の寵児、Zoom もダメ。
次世代のゲーム・メタバースを牽引する Unity もダメです。
相場を適切にとらえきれば利益を得られたのでしょうが、半年~1年経っただけでこの状況です。これでは、個人の資産形成としては、安心して投資できません。やはり個別株は、ハイリスクハイリターン。真面目に勉強し続ければ一本釣りのように利益を得られるのでしょうが、それを長期に続け、勝ち続けるのは、一握りの人のように思います。
市場平均の全体像を見ると、印象は変わる
2022年1-4月は、インフレ懸念・利上げ懸念・ロシアウクライナ侵攻問題などが全て重なり、下落相場突入が明白となりました。2020年からの上昇相場が熱狂的であったために、相場のムードの落差が大きく、この下落相場での懐疑と悲壮感は強いように思います。
ただやはり、市場平均を見ると、印象は変わります。
2021年12月を高値として下落した S&P 500 も、長い目で見ると誤差範囲のように思います。これであれば、個別株でリスクを負うよりも、指数を買って流れに乗った方が良いように思います。
Folio Robo Pro や SBI ラップはちょうどいい塩梅
そうは言っても、米国株 S&P 500 VOO や VTI に全て自分の運命は委ねるのも、不安であるように思うと同時に、物足りない気がしました。
そんな中、ローンチされてきたのが、Folio 社の Folio Robo Pro、そして Folio x SBI の SBI ラップです。
どちらも多少の差はあれど、8つの ETF (米国株式 VTI, 先進国株式 VEA, 新興国株式 VWO, 米国債券 BND, 米国ハイイールド債券 HYG, 新興国債券 EMB, 米国不動産 IYR, 金 GLD) に投資し、市場環境に合わせて毎月リバランスするという商品になります。
これ、ちょうどいい塩梅です。
「全力 VTI 積み立て」とも違い、変化を楽しめますし、市場・経済への興味を維持できますし、「VTI に勝つかも!?」という期待もあります。
私は、Folio Robo Pro も SBI ラップも、両方を購入し、試験的に運用しています。
SBI 証券の「SBI ETF セレクション 買付手数料無料」で心が動く
こんな記事が、SBI 証券のサイトに上がってました。
「2022/4/1(金) より、下記米国ETF10銘柄を『SBI ETFセレクション』として、買付手数料無料といたします」
!!
買付手数料無料の ETF はこの 10 銘柄
- VT: バンガード トータル ワールド ストック ETF (経費率 0.07%)
- VTI: バンガード トータルストックマーケット ETF (経費率 0.03%)
- VOO: バンガード S&P 500 ETF (経費率 0.03%)
- EPI: ウィズダムツリー インド株収益ファンド (経費率 0.84%)
- GLDM: SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト (経費率 0.10%)
- QQQ: インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (経費率 0.20%)
- SPYD: SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式 ETF (経費率 0.07%)
- AGG: iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF (経費率 0.04%)
- VGT: バンガード 米国情報技術セクター ETF (経費率 0.10%)
- IYR: iシェアーズ 米国不動産 ETF (経費率 0.41%)
そうだ、ETF を買おう
はっきり言って、この10個を上手に使えば、資産形成には十分に思えます。
VTI, VOO で安定した成長を持ち、SPYD で配当を得て、AGG と GLDM でヘッジ。IYR, VGT, そして インド株 EPI でキャピタルゲインを狙っていけば、物足りないと思う暇もなさそうです。
たったこの10銘柄。これだけか、と思うでしょうが、これを使いこなせれば、大丈夫。自分も最大限に使いこなし爆益を出す自信はありませんが、生き残り・利益を出すことはできそうです。
2022年上半期、unity, zoom など、ハイテク・グロース株は瀕死に至りましたが、ETF は見直し・自浄作用が働き、暴落して紙切れになることはありません。
(注 ARK ETF などの極端なアクティブファンドは暴落します)
ジョージ・ソロス
「まずは生き残れ。儲けるのはそれからだ。」
"Survive first and make money afterward"ウォーレン・バフェット
「ルール1), 損をしないこと,
ルール2), ルール1) を忘れないこと」
“Rule 1- never lose money. Rule 2- never forget Rule 1.”
また、投資の目的は、安心するためです。
「人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる」
名声を手に入れたり 人を支配したり
金もうけをするのも安心するためだ
~中略~ 安心を求める事こそ人間の目的だ
ディオ. ジョジョの奇妙な冒険 Part3 スターダストクルセイダーズ 荒木飛呂彦, 集英社
Folio Robo Pro と SBI ラップで生き残り・損をせず機会損失もしない投資としての最低限のラインをキープしながら、ETF で味付けすれば、「安心」できて、Dio ディオ にも認めてもらえそうです。