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Daily Information for people born in the 1980s. *ほぼ Daily。1970-80年世代に向けたアラフォー談義*

【そう悪くない】世の中は良い方に変わっている

確実に世の中は良い方に変わっている

暗いニュースが世界を包む

2022年2月24日のロシア・ウクライナ侵攻以来、暗いニュースが世界を包んでいます。その前も、さかのぼっていくと、2020年からの COVID-19 蔓延、東京オリンピック開催のゴタゴタ、2011年3月11日。2008年リーマンショック...。いくらでも、暗いニュースが出てきます。明るい話題が出てきたと思ったら、すぐに暗い話題が続き、全てを覆い隠してしまいます。

世界は暗く、悪くなっていっている、そう感じてしまいます。
果たして、そうなのでしょうか。

世の中は良くなっている

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光の見える風景 (鎌倉, Nikon D7000)

日々の暗いニュースを見ていると、どんどん世界は悪くなっているように感じてしまいます。
はたしてそうでしょうか。自分が子供の時を思い出して今と比べると、決してそうは思いません。あっという間に時間が経ちますが、僕が小学生だった30年前と比べてみると、色んな変化があります。

三十年の間に社会は大きく良い方向に変化した。

  1. 空気がきれいになった: 子供の頃の自動車の排気ガスは、非常に臭かったです。道路では咳き込むし、通常の自家用車セダンでも、すさまじい「排気ガス臭」がしていました。今は、ガソリン車でも走行中に強い臭いを感じることは無くなりました。技術革新・排ガス規制のたまものだと思います。また、一時期は、ゴミ削減のために行政主導で家庭での焼却炉設置も推奨されていました。
  2. 渋滞が少なくなった: 子供の頃は、夏休みシーズン・盆正月は、高速道路を含めて渋滞が恒例でした。高速道路やバイパス道路などのインフラが整い、高速道路に ETC が設置されたことも大きいと思います。東京の環状道路は近年も非常に便利になっています。また、新幹線の整備・飛行機便数増加・画一的な生活様式から多様な生活への変化などがあると思います。
  3. 通信手段の発達: 30年前の我が家は、黒電話→親機・子機のコードレスフォンへ買い替えた後でした。ポケベル・PHS から携帯電話までは、2-3年周期で一気に発展し普及しました。(J phone, Vodafone, SoftBank の流れを言える人は、僕と同世代以上かと思います)。同様に、3G→4G / WiFi により、通信は実用面で不自由を感じないレベルになりました。
  4. エンターテイメントの発達: テレビ・ラジオから、様々な発達がありました。30年前の録音はカセットデッキでカセットテープでしたし、テレビの録画や再生は VHS テープでした。カセットテープは鉛筆を入れて巻き締めてました。その後の CD は今でも現役ですが、MD やレーザーディスクは消え、今やネット上の streaming だけでも完結するようになっています。
  5. コンビニ・スーパーマーケットの利便性: 30年前には、20時にはほぼ全ての店が閉まっていたように思います。徐々にコンビニ・スーパーマーケットの営業時間が増え、長時間営業・24時間営業の店が増えました。これは様々な社会の歪を生む要因になっていると思いますが、消費者側として考えると利便性がましています。
  6. 紛争も続いてい入るが... : ロシア・ウクライナ問題を中心に世界中で紛争は続いていますが、30年前は冷戦・湾岸戦争・ベトナム戦争など、世界を巻き込むものがあり、近年に特段悪くなったわけではありません。(今後の世界の課題でしょう)。
  7. (...等々...)

 

僕が小学生だった30年前より、少なくとも日本の一般市民にとって、ずっとずっと、世界は過ごしやすくなっているはずです。

それではなぜ、我々は慢性的な「生きづらさ・不自由さ・不満」を抱えるようになってしまったのか。

「生きづらさ」の理由は「画一性の喪失」

多くの人が、慢性的に「生きづらさ・不自由さ・不満」を抱えるようになった大きな理由として、「画一的な価値観を失った」ということがあげられます。この30年、画一的な価値観から多様な価値観に、段階的に、ただ確実に進んできました。
ただ、画一的な価値観を失ったと同時に、画一的な幸福を失ってしまったことは否めません。他人と同様の画一的な生活をしていても、得られる精神的な充足や経験については、同じになることはありません。

近代までは、町・村で、役割が与えられ、与えられた役割を全うし、自分と家族が生活するために体と心を使っていれば、ある程度の幸福を得られていたでしょう。少なくとも、現代のような漠然とした「生きづらさ・不自由さ・不満」などの喪失感を感じずにいられたはずです。

現代ながらの幸福の手に入れ方

現代の我々は、「人と同じように過ごしていれば」「努力すれば」「・・・をすれば」幸せになれる、などと感じてはなりません。

「自分には自分だけの幸せの形がある事実」があることを認識し、「自分の幸せの形が何か」を認識し、「自分の幸せを実現するために努力し達成する」ことで、真に満足できると思います。

世の中は良くなっている。

少なくとも、この30年の日本は、良い方向に向かっており、価値観は大きく変化しています。

 

その中で幸福を手に入れるには、自分で考えること。

世の中は良くなっている。そう考え、自分の価値観を信じて自分のできることに集中し、力を注ぐことが大事です。