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【アスリートの感覚】文春オンライン ~清水宏保さんのインタビューが刺激的~

文春オンラインでの無料記事。

「負けるオリンピックも悪くはない」 体の“異変”を察していた清水宏保が小平奈緒選手に伝えたいこと 

知らないことや刺激になる言葉がたくさんあって、素晴らしい記事でした。

 

bunshun.jp

高木美帆選手のすごさを表すときに、心・技・体に加え、ブレードという刃が付いた靴の扱いの表現が出てきます。

 ブレードの刃は厚さが1mmぐらいで長さは40cm前後。実はこのブレードをストレートや遠心力がかかるコーナーで操作するのが難しい。僕は短距離に特化したブレードにしていましたけど、彼女の場合は全距離に対応したセッティングになっているため、距離によってブレードと氷上の接地面のピンポイントが違ってくる。より繊細な感覚と技術が必要なんです。

 例えば、全体重をかけると壊れてしまうガラスの上を、割れる瞬間に次のガラスに移動し、そしてそのガラスが割れる寸前に次のガラスに移動するという感じでしょうか。つまり一歩一歩スピードの最適地を崩さず、それを正確に何周も滑っていることになります。高い技術と鋭敏な感覚がなければできない。

この表現は、非常にわかりやすい...!!

自分の中で、しっくりとくる表現でした。

 

また、咳症状について。

清水 あれはスピードスケート特有の1500咳(せんごひゃくせき)というものだと思います。僕も経験がありますが1500mの距離って気道が炎症しやすいんですよ。

せんごひゃくせき...!!?? そんな言葉があるとは...!

 

言語表現としても、スポーツとしても、新たな視点をもらえる、非常に刺激的な記事でした。