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【旅の思い出】空港のクレジットカードラウンジの凋落

空港のクレジットカードラウンジの凋落

コロナ慣れ・ウィズコロナ

足元でのコロナ新規感染者数は高止まり、慢性化しているような状況ではありますが、ワクチン接種の状態でのオミクロン株感染で重症化が少ないことから、徐々に、肌感覚としても、コロナ慣れ・ウィズコロナの状態になってきています。

www3.nhk.or.jp

飛行機利用再開

ここで、自分の仕事でも、ようやく国内出張が再開されるようになってきました。元々は県外移動は厳しく制限されていましたが、暗黙の了解のウィズコロナ。
2020年2月以来、2年超ぶりの国内出張再開で、飛行機を利用する予定が立ってきました。

今回、航空券を予約し、久々の空の旅に、胸躍らせている自分に若干の驚きを覚えています。どのような空港の状況なのか。飛行機の中はどのようになっているか。C.A. さんの対応はどのように変わっているのか。ニュースで見る状況程度で実感がないため、期待と不安が入り混じったような感覚です。

コロナ前の空港ラウンジ

ただ、空港の状況に思いを馳せる中で思い出したのが、空港ラウンジのことです。
私が利用するクレジットカードでは、特典で空港ラウンジを利用できるサービスがついていました。全国の空港全てではないものの、羽田空港を筆頭に主要空港では利用できます。ラウンジは様々な種類がありますが、今回のお話は、ANA SUITE LOUNGE 等ではない、通常の空港ラウンジのことです。

私は、「空港ラウンジ」の響きから、品の良い、きれいで安心できる空間を想像し、利用していました。ただ、コロナ前の数年は、様相が変わってきました。
利用者数が異様に増え、待合で列ができるようになっていたのです。
また、中ではジュースやコーヒーなどのドリンクバーサービスがあるのですが、ドリンクバー周囲のこぼれ、座席での飲み物やスナック類のこぼれなどが目立つようになっていました。

「品のある快適な空間」とは程遠い状況となっていました。
これは、なぜでしょうか。

クレジットカードの敷居が低くなってきた

インターネットの普及前は、「クレジットカードは怖い物」といったイメージがまだ残っていたように思います。しかし、インターネット普及後は利便性の方が圧倒的に増し、クレジットカード所有数が増えたと思われます。
その中でも、少ない年会費で空港ラウンジ無料サービスが使えるものの多く出てきました。
ポイントをためながら、お得に生活する。そのような人にとっては、無料空港ラウンジは魅力的なのだと思います。

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利用者の行動が読みにくい。対応できるスタッフがいない。

空港ラウンジは、一般の飲食店と違い、セルフサービスになります。そのため、セルフサービスで複数回ドリンクを飲む、中の設備を利用する、などで長時間利用する人もいます。かたや、数分で出る人もいます。
そのような様々な行動を取る利用者に比べて、対応するスタッフが圧倒的に少なく、利用毎にこぼれ・汚れなどが蓄積していきます。自分は、おしぼりでテーブルを拭いて利用するようなことが続きました。

空港ラウンジを利用するのをやめた

空港ラウンジは、「お得さを求め権利者意識の強い人が濃縮され密集するような空間」になっており、むしろ居心地の悪い空間になっていました。コロナ直前などは、空港のクレジットカードラウンジは、私の目にした一部、断片的な部分ではありますが、ハイエナの巣窟のような様相を呈していました。

私は通常の待合ロビーで、広々、ゆっくりと待つことを好むようになっていました。

 

思えば、空港ラウンジの利用量は、通常 1000円程度。ファミレス程度の金額で、上質な空間を味わおうとすることの方が間違いなのです。

 

自分で自分の居場所を探し、自分で快適にする。
無料のものを得て満足するのではなく、自分の望むものを買う。
そのような選択をするようになっていきました。

 

これからのウィズコロナの空港状況、どのようなものか楽しみにしています。