ゲシュタルト崩壊、してませんか?
ゲシュタルト崩壊
本来は全体を認識する能力が低下することを表現する心理学用語。ゲシュタルトはドイツ語で「形態・姿」というまとまりのある構造を意味する。姿かたちが壊れ、個々の構成部品に切り離されて認識されてしまう現象全般のことをゲシュタルト心理学ではこのように呼ぶ。
全体を認識する能力が低下することにより起こる現象。
わかりやすい例では、同じ文字を見続けているうちに、文字をまとまりとして捉えることができなくなる状態。実際には、文字だけではなく、景色・聴覚 (音楽・リズム)・触覚などの様々な感覚で起こりえるそうです。
短期間であれば気づけますが、もしこれが、長い時間をかけてゆっくり起こったとしたら...。日常生活の中で、ゆっくりと起こったら...。
崩壊していっていることを気づけないかもしれません。認識できなくなっていることを認識できないかもしれません。
俯瞰してみるべきものを、俯瞰できなくなっていないでしょうか?
ゲシュタルト崩壊は、一つのことに集中しすぎた場合に、全体の把握ができなくなって起こります。
自分に入ってくる情報を制御し、過剰な集中を避けて、リラックスして俯瞰することが大事です。